拡張型心筋症の生存率を聞き、「もう年だから…」と言った父。

体調がすぐれない父。

診断された病名は、「拡張型心筋症」心臓病でした。

日々の生活は、心臓への負担を減らすことを考えたものに切り替わりました。

数年後の生存率を聞いた時、父は「もう年だから…」と言いました。

少しさみしくなったその言葉。

治る病気ではないけれど、上手に付き合っていく事はできます。

まず我が家では、食事から見直しました。

お味噌汁やお漬物が好きだった父ですが、心臓病では塩分制限が大切です。

バランスももちろん大事なのですが、最初に意識することにしたのは塩分の摂取量です。

塩分1日6.0g以下の食事へ

【どうして塩分制限が必要なの?】

塩分を摂りすぎると血液中の塩分濃度が一時的に高くなります。

それをもとに戻すために、血液中に水分を多くため込みます。(人の体には、塩分濃度を常に一定に保つ働きがあるため)

それにより、心臓へ送り込まれる血液量が増えます。

増えた血液を流すために、心臓が一生懸命働きます。

一生懸命働いた結果、血管にかかる圧力が増え、血圧が上がります。

心臓が一生懸命働いている=心臓へ負担をかけている状態

心臓病では、心臓に負担をかけないようにすることが大切です。

その為、塩分制限が必要となります。

心臓病の方の1日の塩分摂取量の目安は、6.0g以下です。

普段、塩分を意識せずに食事をした場合、1日の塩分摂取量は6.0gを超えることが多いです。

例えば「ラーメン・チャーハンセット」を食べると、1日ではなく1食にして塩分6.0gを超える場合があります。

これまで意識していなかった塩分摂取量を意識する食事。

長年の食生活を変え、6.0g以下に抑えることは簡単ではありません。

食べるものや調理方法、何かを変えなくては塩分摂取量は減りません。

我慢と感じることなく、工夫で塩分を減らすことができれば理想です。

そんな情報を探していきたいと思います。

【今後増える予定の記事】

  • なぜ心臓病や腎臓病などは、塩分制限が必要なのか
  • 塩分計算法
  • 好きな物を塩分をオーバーせずに摂取する方法
  • 外食やテイクアウトはもうダメ?いいえ!諦めなくても大丈夫 など

活動量を減らし、心臓を休ませる

心臓を休ませるには安静が必要です。

「心臓だけ休んでてね。」はできないので、身体を休ませる必要があります。

心臓への負担を減らす為には、日常生活の中で活動量を減らす工夫が必要となります。

ライチョウ工場長
ライチョウ工場長

私は仕事や庭仕事、多くの事をやめました。

なるべく心臓に負担をかけたくはありませんが、やりたいことが多く、できないという現実にまだ少し慣れていないと言いますか・・・諦めきれていません。

好きな事を続けたり、経験してみたかった事を始める前に、どのくらいの活動量が、どの程度心臓へ負担をかけるのかを知る必要があります。

「この程度なら動いていても大丈夫。」と自身の体を知ることは心不全の再発を防ぐことにもつながります。

父は動きすぎるので、活動量を減らす必要がありますが、逆に活動量が少なすぎる方は適度な運動が必要になります。

【今後増える予定の記事】

  • 辞めた仕事。デスクワークは心臓に優しいけれど…
  • 車の運転は1人の時は避けている。なぜならば…
  • 農作業や庭仕事。力仕事はやめた方がいい理由
  • 趣味だった登山。心臓へ負担なく山を感じるお出かけスポットどこ! など

少しでも安心して過ごすために準備したもの

病気になると、普段とは違う不安や心配事も増えることがあります。

そこで、不安を軽減、安心して生活するための情報を探していきたいと思います。

【今後増える予定の記事】

  • AEDの役割
  • アップルウォッチが助けてくれた?しかしー!  など

心臓への負担やストレスは最小限がいい

病気になると食事や運動、仕事に趣味まで様々なものに制限がかかってくることもあります。

「心臓への負担やストレスは最小限に。幸せは最大限に。」

幸せをたくさん感じて過ごせていけると幸いです。

心臓病
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